#5 ダイエットにランニングが最適な理由

私たちの体重は、食事に含まれるエネルギー(摂取エネルギー)の量と、生命を維持したり、活動したりするために使われるエネルギー(消費エネルギー)の量のバランスによって変化します。摂取エネルギーのほうが多くなれば体重は増加し、消費エネルギーのほうが多くなれば体重は減少します。

ランニングでは、1km走るのに、体重1kgあたり1kcal消費するといわれ、体重50kgの人なら1kmのランニングで50kcalの消費になります。

このエネルギーを身体の脂肪でまかなったとしましょう。脂肪は1gで7kcalのエネルギーに相当するため、脂肪1kgを使うには7000kcalの運動が必要になります。この7000kcalをランニングに置き換えると、1kmで50kcalなので、140km走ることになります。つまり、体重50kg の人は140km走るごとに脂肪を1kg減らせるというわけです。月間140km走れば、毎月1kg減量できるという計算です。

運動をせずに、摂取カロリーだけを減らしても体重は減りますが、それでは脂肪だけでなく、筋肉までも減ってしまいます。また、筋トレなどの無酸素運動だけするのも、効率のよい脂肪燃焼には繋がりません。

有酸素運動であるランニングで筋肉に刺激を加えていると、脂肪が効率よくエネルギー源として使われていくので、理想的な減量法と言えるのです。

また筋肉がついてくることにより基礎代謝が上がり、寝ている間さえも脂肪を燃焼しやすいからだに変化していきます。その意味でも、筋トレとランニングを組み合わせることでより代謝UPすることができ、スムーズな脂肪燃焼に繋がるでしょう。

(出典:RUNNET)